モチベーション理論とは!?人材育成の基本のき!!

2020.11.07

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モチベーションとは

モチベーション(日本語でいうと意欲や動機)とは、人間の行動を喚起して方向を定める内的要因のことを言います。働く社員のモチベーションを高めることで、企業の目標を実現させる効果があります。

モチベーション理論の古典

人が何によって動機づけられ、やる気を起こすのかについて研究した理論を「モチベーション理論(動機づけ理論)」と呼びます。この研究が広く行われたのは1950年代であり、マズローの欲求段階説、マクレガーのX理論Y理論、ハーズバーグの動機付け・衛生理論 (二要因理論)等は、古典的理論として今も人材育成を考える上で使われます。

ハーズバーグの動機付け・衛生理論

ハーズバーグが提唱した、職務に対する満足或いは不満足を引き起こす要因に関する理論が「動機付け・衛生理論」です。この理論では、「満足」に関わる要因と「不満足」に関わる要因は別物であり、ある特定の要因が社員の満足度を決めるわけではないと考えられています。

満足に関わる要因は、「動機付け要因」と呼ばれます。要素としては、「達成すること」「承認されること」「仕事そのもの」「責任」「昇進」等です。この「動機付け要因」が満たされると、人は自分の職務に対して満足感を覚えるのですが、例え欠けていても不満に繋がるわけではありません。

一方、不満足に関わる要因は、「衛生要因」と呼ばれます。要素としては、「会社の政策と管理方式」「監督(技術)」「給与」「対人関係(上役)」「作業条件」等です。この「衛生要因」が不足すると、人は自分の職務に対して不満を抱きます。けれども、それが満たされたからといって満足感に繋がるわけではありません。「衛生要因」とは不満足を予防する意味しか持たない事を表しています。

マズローの欲求段階説による「動機付け要因」「衛生要因」

理解促進のために、マズローの欲求段階説に当てはめて説明します。マズローの欲求階層説そのものに関する説明はここでは割愛しますが、上記の要因をマズローに当てはめてみると、以下のようになります。動機付け要因が高次の欲求になります。

「動機付け要因」:「自己実現欲求」「自尊欲求」そして「社会的欲求」の一部に該当する欲求を満たすもの。

「衛生要因」:「生理的欲求」「安全・安定欲求」そして「社会的欲求」の一部の欲求を満たすもの。

現代のモチベーション理論

初期のモチベーション理論から発展する形で、現代では、マクレランドの欲求理論、目標設定理論、強化理論、公平理論、期待理論等が展開されています。初期の理論が、「人は何によって動機付けられるのか」といった「動機付けの内容」を重視しているのに対し、現代の理論は「人はどのように動機付けられるのか」という「動機付けの過程」を重視しています。

マクレランドの欲求理論とは

アメリカの心理学者デイビッド・C・マクレランドが1976年に提唱した欲求理論です。
職場における従業員には、達成動機(欲求)、権力動機(欲求)、親和動機(欲求)の3つの主要な動機ないし欲求が存在するという理論です。

1.達成動機(欲求)(nAch : need for achievement)

ある一定の標準に対し、達成・成功しようと努力する欲求。成功報酬よりも、自身がそれを成し遂げたいという欲求から努力を重ね、前回よりもうまく、効率的にやりたい、良い成績を上げたいという欲望のことを、達成動機(欲求)と言います。

高い達成動機(欲求)を持つ人の特徴

1.個人的な進歩に最大の関心を抱き、何事も自分の手でやることを望む。
2.中程度のリスクを好む。
3.自分の行動結果について迅速なフィードバックを欲する。

2.権力動機(欲求)(nPow : need for power)

他の人々に対し、何らかの働きかけがなければ起こらない行動をさせたいという欲求。他者にインパクトを与え、影響力を行使しコントロールしたい、というのが権力動機(欲求)です。

権力動機(欲求)が強い人の特徴

1.責任を与えられることを楽しむ。
2.他者からの働きかけより、他者をコントロール下に置き、自ら影響力の行使を好む。
3.激しい競争や、地位や身分を重視する状況を好む。
4.効率的な成果よりも、信望を得て、他者に影響力を行使することに固執する。

3.親和動機(欲求)(nAff : need for affiliation)

友好的かつ密接な対人関係を結びたい、という欲求。世の中には、他者と交友関係を築くことに極めて積極的な人と、そうでない人がいます。

強い親和動機(欲求)を持つ人の特徴

1.他者から良く見られたい、好かれたいという願望が強い。
2.心理的な緊張状況下で、一人では耐えられない傾向を持つ。

その後、マクレランドは4番目の動機(欲求)として、失敗や困難な状況を回避しようとする回避動機(欲求)を追加し、現在では4つの動機説として提唱しています。

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